第5章 冬「明結が僕の物になる話だよ」明「違う‼︎」
冬「明結、起きて。」
明「ん〜?あっ、おはよぉ」
あぁ、あの後やっぱり私寝たんだ、、、
誠「はよー。さて、学校行くぞー」
え、いくの学校?
明「マジで?」
今、私起きたとこだよ‼︎
冬「学校には行きますよ、いくら明結が行きたくなかったとしてもね」
明「ううっ、」
まだ眠いのにー
冬也の鬼‼︎悪魔‼︎
冬「では、行きましょうか明結」
……はぁー
私は鞄を持ってのそのそと冬也と誠也の後について家を出た
帰ったらナオちゃんと一緒に遊ぼうー昨日は遊んであげれなかったし
そういや2人とも犬大丈夫なのかな?
アレルギーとか持ってたらどうしよう……
まぁ、私が威土家に居てる間はナオも一緒だけどね
明「ねぇねぇ、二人とも犬、大丈夫?」
私の質問に冬也と誠也はそれぞれ違う反応をした。
冬也はピタッと止まり
誠也は驚いたように私を見る
誠「な、ななな何でそんなこと聞くんだよ…」
え?もしかして誠也犬ダメなの?
明「私の愛犬を威土家で一緒に住まわせるから」
そう言うと前を向いたまま固まっていた冬也が急に私の方を掴み揺らした
冬「ダメだ‼︎犬は絶対ダメだ‼︎あんな恐ろしいものとは一緒に住めない‼︎‼︎明結、今すぐ君の家に戻しなさい‼︎」
あ、頭が……頭が揺れるー
うっ、気持ち悪い………
明「ちょ、ちょい待った、、、、き、気持ち、、、気持ち悪い」
冬「あっ!ご、ごめん。」
うううっ、犬がダメなのは誠也じゃなくて冬也なんだ、、、、ね