第4章 俊「ドッグカフェデート‼︎」明「デートじゃない‼︎‼︎」
ガタンッゴトンッガタンッゴトンッ
俊「大丈夫っすか?明結さん?」
だ、大丈夫じゃない………何なんだこの混みようは‼︎
体中が人を感じる……………きっ、気持ち悪い!!!
明結「む、無理だ、、、し、死んで、、、しまう、、、」
俊「マジっすか‼︎次で降りましょう明結さん‼︎」
あぁ、そうしないと本気でヤバイ、、、
「○○駅〜○○駅〜お出口は左側でごさいます」
俊「さぁ、降りましょう‼︎」
や、やっと人混みから出られる、、、
だけど、ここで降りたからドッグカフェに行けないとかならないのかな???
行けないとは絶対に嫌だ‼︎せっかく少しの間だがあの人混みを我慢したんだ行けないのだけは絶対に嫌だ‼︎
明結「ドッグカフェはその、歩いて行けるのか?」
俊「えっ?」
明結「えっ?」
な、何だどうして固まるんだ?何か変なことでも行ったか??
俊「明結さん電車で酔ったんじゃないんですか??」
電車で酔う?私は人が体に触れるのが嫌だっただけで酔ってはいないんだけど
明結「全然酔ってない。電車で気分が悪かったのは人に触られるのが嫌だったから」
私の一言で犬君はバッと肩に回していた手を離した
俊「ごめんなさいっ‼︎明結さんが人に触られるのが嫌だって知らなかったから、、、って俺めっちゃ明結さんに触れてましたっすよね⁉︎あーーマジでごめんなさいっ‼︎」
いやいや、別にいいのに犬君は人の感じが全くしないから逆になでなでしたくなるし
明結「別にいいよ。犬君なら人には感じないから触られてもへいき」
パーーーって効果音がつきそうなほど犬君は笑った。犬君の尻尾が高速で動いているように見える、、、
そんなに嬉しいか⁉︎
俊「今!今明結さん笑いましたっすよね!」