第7章 「おはよう。さようなら。」
明結「そんなに笑わなくてもいいでしょ!何?何のようですか⁉︎」
あーもう!
何で皆こう速いの⁉︎
私も走るのは速い方だって前にも言ったっけ?
言ったよね?
俊「明結さんの抱きごこち最高〜このまま寝ちゃいそう」
明結「寝るな!そして離せ!」
1分1秒でも早く家に帰って甘ーい物でも食べると言う試練が私には残ってるんだ!
犬君の腕の中で私は必死に暴れる
俊「えー。てか、何で逃げてたんですか?」
明結「早く家に帰って甘い物を食べたいからって事で離して!」
俊「甘い物……あっ!近くに超美味しいケーキ屋さんがあるんですよ!一緒に行きませんか?もちろん俺の奢りで‼︎」
ピクッ
ケーキ屋さん?
奢り?
明結「行く」
私は暴れるのをやめて一言そう言った
俊「よっしゃ!じゃあ早速行きましょう」
明結「うん、手は離そうか?」
俊「いやです!」
明結「なっ‼︎」