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1人の姫と4人の王子

第7章 「おはよう。さようなら。」



かちゃん キィーーーーー


明結「はぁーーーー。」


何で正夢になるわけですか?


山「やぁっと来たか。お前のせいで俺は毎朝ここでサボるハメになっただろ?」


…………何故、何故いるのですか?


明結「……帰る。」

山「待てよ!なんで帰るんだよ!」


何で?そんなの分かってるでしょ?
私は人に会うのが嫌で逃げてきたのに何で居るわけ‼︎


明結「ナンデショウカ?ワタシハヨウジガアルノデカエリマス。サヨウナラ」

山峰に背を向けドアノブに手を掛ける。

山「なんで片言なんだ‼︎てか、帰るな!」

はぁ、

私は大きなため息をついてくるりと山峰の顔を見た


明結「何?私は今1人になりたいんだけど」

1人になって今後について考えたいんですが……


山「お前、今日は家に帰ってこいよ……飯作って待っててやるから」


うっ、今そんな本気で優しくされたら泣きそうになる……


明結「分かったから!ほら!授業出るんでしょ?早く行って!」


そう言って扉を開けて出て行く途中の山峰の背中を押していく


山「帰ってくるのか?マジか?待ってるk」

バタンッ

うん、山峰が何かいいそうだったけどまぁ、いいや!

このまま、寝ちゃお。

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