第6章 愛のあるセックス
「ふぁっ!! こっし、ダメッ!! ソコ、変になる……んっ、あっ、あっぁ……」
「紗奈、今めっちゃヤラシイ顔してる……」
「やっ、見ないでっ……んっ……らめっ……」
腰に回された紗奈の腕に力が籠ると、ナカも一層締め付けが強くなる。
「あっあっ……孝支っ!、 また、きちゃうっ!! ビクビクって
! あぁっ!! やっ……はぁっ、はぁ、こっし……イクッッ!!!」
「うっ……」
食いちぎられるかと思う程の締め付けと共に、紗奈はビクビクと力尽きた。
肩で息をしている紗奈も俺も既に汗だく。
1度俺を引き抜き、テーブルの上にあるエアコンのリモコンを取り設定温度を更に下げる。
エアコンから送られてくる冷たい風が、熱をもった身体にあたり気持ちいい。
「紗奈……」
ベッドの上でぐったりとする紗奈に再びキスをする。
「俺、まだ満足してないけど……大丈夫?」
「……ん、落ち着いてきたから、大丈夫」
汗で額に張り付いた紗奈の前髪を耳に掛け、俺達は再び一つになった。