• テキストサイズ

【ハイキュー裏】叶わなかった恋

第3章 秘密の関係




「紗奈、新しいお父さんよ」
「宜しくね! 紗奈ちゃん♪」



母が連れてきたのは、お父さんと言うよりお兄さんと表現した方がピンとくる。
そんな人だった。




最初は本当に、絵に描いたような家族だった。







それが壊れてしまったのは、母の仕事が忙しく帰りが遅くなると言っていたあの日。




夕食を済ませ、お酒を呑んでいるあの人を横目に食器を片していた。



「紗奈ちゃん、お風呂先に入ってきなよ」
「食器洗ったら入ります」
「僕がやっとくから! たまにはゆっくりしてきな?」
「それじゃ……お願いします」





あの人の言葉に甘え風呂場へ向かった。


/ 59ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp