第1章 むつご
苦しい苦しい
ぱくぱくと口が開く
まるで魚みたいだな、ぼんやりそう思った。
意識が堕ちる3秒前
ふっと首から手が離れる
酸素が急に巡る
待って待って、急がなくても順番に酸素はいくから
「、すげぇよかった」
「はっ、はぁっ…何すんの、クソニート」
「ごめんごめん、でもすごい締まる」
「変な知識ばっかりおぼえるな、しねクソニート」
ぎろりと睨んでも、一松はへらへらしている。
……むかつく
「んッ…」
「ごめんって」
こんな会話をしている間も、やつはそのままの強度で、ゆるゆるとナカを刺激する
「、好き……」
「うるさい、クソニートのくせに」
「いっぱい癒やしてあげるから」
一松は愛おしそうに、私を見つめる。
そしてゆっくりと落ちてくる唇
「ん、はぁ…」
「いち、ま…」
「、…」
ゆっくり腰を引く一松
いかないで、きゅうっと締め付ければ快楽に歪む顔
「そんな締めたらイッちゃうって…それとももっとほしいわけ?」
そんな目をしながら聞くなんて、ずるい
***
後からガツガツ腰を打ち付けられて目がチカチカする壁についてた手、ガクガク震える足
首の力を抜けば激しく揺れる自分の胸が見えた
「奥までくる、のぉ……!」
「きもちーでしょ、どうこの体位」
だらしなく開いた口からは、涎と喘ぎ声がもれ続ける
「んひっ、は、あぁっ!」
「くッ……、ねぇこれで何回目?」
「わ、かんな…!」
何回イッたかなんてお互いもう分からない
ナカに放たれた精と私の体液でもうぐちゃぐちゃで、キモチイイで頭がいっぱいでおかしくなりそう
「、っ」
「あっ、いちまっ…んん、あぁ……」
後からぎゅっと抱きしめられると同時に二人して快楽の底まで落ちた