第7章 全てを持って生まれた男の子
ミッドナイト「上を行く者には更なる受難を。雄英に在籍する以上、何度でも聞かされるよ。これぞPlus Ultra!予選通過1位の緑谷出久くん!!持ちポイント1000万!!」
緑谷「………」
みんなの視線が緑谷に集まる
ミッドナイト「制限時間は15分。振り当てられたポイントの合計が騎馬のポイントとなり、騎手はそのポイント数が表示された“ハチマキ”を装着!終了までにハチマキを奪い合い、保持ポイントを競うのよ。取ったハチマキは首から上に巻くこと。取りまくれば取りまくる程管理が大変になるわよ!そして重要なのはハチマキを取られても、また騎馬が崩れてもアウトにはならないってこと!」
八百万「てことは…」
砂藤「42名からなる騎馬10〜12組がずっとフィールドにいるわけか…?」
青山「シンド☆」
芦戸「いったんポイント取られて身軽になっちゃうのもアリだね」
蛙吹「それは全体のポイントの分かれ方見ないと判断しかねるわ三奈ちゃん」
ミッドナイト「“個性”発動アリの残虐ファイト!でも……あくまで騎馬戦!!悪質な崩し目的での攻撃等はレッドカード!一発退場とします!それじゃこれより15分!チーム決めの交渉タイムスタートよ!」
「「「15分!?」」」
みんなはそれぞれに声をかけ始める
『爆豪くん人気だなぁ〜』
オールマイト「性格はああでも3位200ポイントだからな…。“個性”の汎用性を考慮すれば爆豪少年の人気は頷ける」
『確かに……性格はちょっと難ありだもんねえ……』
そして大きなポイントのせいで緑谷には人が寄り付かない
『デクくん……』
オールマイト「心配はいらないさ。緑谷少年なら」
『うん……そうだね……』
緑谷は麗日お茶子、発目明、常闇踏陰とチームを組んだ
『よかった…』
は轟焦凍を横目で見た
周りにいるのは上鳴、八百万、飯田だった
ミッドナイト「15分経ったわ。それじゃあいよいよ始めるわよ」
プレゼント・マイク「さぁ起きろレイザー!15分のチーム決め兼作戦タイムを経てフィールドに12組の騎馬が並び立った!!さァ上げてけ鬨の声!!血で血を洗う雄英の合戦が今!!狼煙を上げる!!!」