第26章 明るい未来
相澤は蛙吹に合図をし、頭を支えてもらいエリを見た
エリの個性の暴走は収まり、気を失った
緑谷「ハァッ、ハァッ」
リューキュウ「被害者がいないか確認を!救急車ありったけ呼んで!ヴィラン連合が近くにいるかもしれない、捜索を!」
その後、警察と救急車が駆けつけた
緑谷「気絶してから発熱が」
「とりあえず病院運ぼう。君もだ」
緑谷「はい」
ナイトアイ「緑谷…」
緑谷「!」
ナイトアイ「お前は未来を…捻じ曲げた」
緑谷「ナイトアイ!僕言いそびれてて!オールマイト!生きるって!ナイトアイに合わせる顔がないって…!必ず会いましょう!会って…また!だから…頑張って!!」
ナイトアイは静かに目を閉じ救急車で運ばれた
リューキュウ「怪我人も多いし、手放しで喜ぶ状況ではないけれど…緑谷くん。ありがとう」
「急いで!!呼吸レベル低下!!」
「輸血の準備を!!」
緑谷「さん!!」
麗日「ちゃん…!」
蛙吹「信じて待ちましょう、お茶子ちゃん」
も大急ぎで病院へ運ばれた
―――――
「一応隅々まで検査しましたが、腕以外はどこも異常ありませんでした」
緑谷「…ありがとうございます」
「しかしこの腕どうしたらこんなになっちゃ」
緑谷「それより他の皆は……」
相澤「俺が見てきたよ」
緑谷「先生!!おケガは!?」
相澤「10針ぬった。来い」
相澤と緑谷は廊下を進んだ
相澤「大事なところでいてやれなくてすまなかった」
緑谷「いえ…それより皆は……」
相澤「切島は全身打撲に裂傷が酷いが命に別状は無い。天喰も顔面にヒビが入ったものの後に遺るようなものでは無いとの事。ファットガムは骨折が何か所か。元気そうだったけどな。
ロックロックも幸い内臓を避ける形で刃が刺さっていた。大事には至らない傷だ」
緑谷「よかった」
相澤「は……腹と足を貫かれて出血多量で危なかったが…何とか持ちこたえたらしい。だが意識が戻らない」
緑谷「え……っ」
相澤「様子を見るしかないらしい」
緑谷「そんな………」
相澤「エリちゃんはまだ熱も引かず眠ったまま。今は隔離されてる」
緑谷「隔離…そんな…面会もできないんですか?」
相澤「お前が得たあの子の情報を考慮しての結論だそうだ」