第25章 ルミリオン

治崎「潔癖の気があってなァ…触られると…つい頭に血が上ってしまう…ここまでされたのは初めてだ。悲しい人生だったなルミリオン。壊理に…俺に関わらなければ“個性”を永遠に失うこともなかった病に罹ったままでいられた」

「「「『！！』」」」

あの時の銃弾

『あ………っ』

私を庇ったから…

私があの時逃げていれば……！


治崎「失って尚、粘って――…そしてその結果が…仲間を巻き込み全員死ぬだけなんてな！」

地面に手をついて壊理たちを目掛け地面を変形させた

緑谷は治崎の腕に向かって変形した地面を投げたが、個性で破壊される

は突起してくる地面を破壊していく

『ごめんなさい先輩…！私のせいで…！』

ナイトアイ「（傷口が…！）」

通形「違うよ…君のせいじゃない」

『…っ』


緑谷は治崎に苦戦

ナイトアイの武器の押印が治崎の腕に直撃した

『…！』

ナイトアイ「こいつの相手は私がする！貴様はルミリオンとエリちゃん、ホープを！！」

治崎「させるか」

地面に触れさせないように牽制を続けた

緑谷「――了解です」

緑谷は通形たちの元へ

緑谷「エリちゃん！先輩！！動けますか！？」

通形「…ああ…！余裕……だよね…！！―――…結局…悲しませてしまった」

緑谷「――…移動します！さんも…」

『でも……っ…！』

緑谷は通形たちとを掴み、壁を破壊

緑谷「さっきので塞がれてたけど、僕らの通ってきた通路です！治崎と距離を置かないと――…！少なくともここよりは安全です」

エリ「……もう…いいです…」

緑谷「！」

エリ「ごめんなさい…」


ﾄﾞｼｭｯ…


通形「――サー！！！」

『…っ！』

ナイトアイの腕と腹が貫かれていた


そして動けなくなったナイトアイの横を治崎がエリたちめがけ走ってくる

そして変形した地面が緑谷たちの元に伸びていく

緑谷「『！！』」

緑谷は地面を踏み抉り進行を止めた

は風圧で破壊

『行ってください先輩！』


治崎「お前らが来て事態が悪化してること気付いてるだろう。諦めろ。俺の言った通りになるだけだ。“全員死ぬ”」

緑谷「そんなことにはさせない…！そう決まっていたとしても！その未来を捻じ曲げる！！」