第21章 番外編：二人の英雄

麗日「ここでウチらまで捕まったら、飯田くんたちが残った意味がなくなる！」

緑谷「う…うん！みんな、どうか無事で…！」


メリッサの案内で着いた場所は

緑谷「ここは…」

メリッサ「風力発電システムよ」

緑谷「どうしてここに…」

メリッサ「タワーの中を上れば、警備マシンが待ち構えているはず。だからここから一気に上層部へ向かうの。あの非常口まで行ければ…」

無数のプロペラの上に小さな扉がある

『あんなところに…』

メリッサ「お茶子さんの触れたものを無重力にする個性… さんの風の個性があれば…それができる…！」

メリッサの手は震えていた

麗日「うん、任せて！」

『やろう！』

麗日「メリッサさん、デクくんに掴まって」

メリッサ「はい」

麗日は2人に触れ、上へ飛ばした

麗日「いっけええ！！」

『よし、あとは…』


ｳｨｰﾝ…


『！』

麗日「そんな…！」

大量の警備マシンが2人の目の前に

『警備マシンは私が何とかするから！お茶子ちゃんは2人を！』

麗日「わかった！」

は風でマシンを下に落としていく


ｶﾞｯ！


『！』

拘束ロープが足に巻き付く

『きゃっ！』

麗日「ちゃん！」

『大丈夫！』

麗日に近づくマシンを風で避けていく

緑谷「さん！」

メリッサ「さん！」

『！』

大量のマシンがの上に

『（私より…！お茶子ちゃんたちを…！）』

麗日「ちゃん！！」


ﾄﾞｫﾝ！！！


麗日「『！』」

頭上にいたマシンが吹っ飛ばされた

そこにいたのは

緑谷「かっちゃん！」

『爆豪くん…！』

マシンが氷で固められていく

『この氷…』

麗日「轟くんに切島くん！」

轟「！麗日！」

切島「大丈夫かよ！」

切島はマシンの拘束ロープを切り、を支えながら立たせた

『ありがとう…！』

麗日「デクくんとメリッサさんが今、最上階に向かってる」

轟「ああ、見えてた。ここでこいつらを足止めするぞ！」

爆豪「俺に命令すんじゃねえ！」

切島「でもコンビネーションはいいんだな！」

爆豪「誰が！」

緑谷「ありがとう、みんな…うわっ！」