第181章 〜後日談〜特別なハジメテ〜※R18
何回、この部屋に来ただろう。
幼稚園の頃は、
このベットの上で本を読んで。
小学校の頃は、
この布団に潜り込んで、遊んだ。
中学の頃は、
この上で、自覚なさ過ぎって怒られて。
高校になってからは……
座ることも、乗ることも、寝転ぶことも自然となくなっていた。
でも、それも全部……
「トクベツ」で「ハジメテ」の日。
きっと、そんな日はこれから何回も訪れて……大切な思い出に変わる。
心も身体も一つになって……
溶けていく……。
シーツがしわくちゃになる。
この瞬間の痛みも、
「ッ!!……ンッ…」
包み込んでくれる。
家康の優しさも、
「……く…っ、…ほ、ら、手…」
ずっと忘れない。
絶対、忘れたくない。
「ンッ………」
シーツの上で指を絡ませ……
熱く反ったモノが押し入ってくる、圧迫感にひたすら耐える。
「き、っ……つ……」
家康は悩ましげに表情を歪ませ、ゆっくり奥に腰を沈めていき……
ギチギチと中が裂けていくような感覚。それでも、迎え入れる準備が出来ていた私のソコは、少しずつ包み込むように咥えこんでいく……
「ひまり…も、う少し……力、抜いて」
カリッ……チュッ……
同時に胸を愛撫され、
「あっ、んっ……あ、あぁん…」
痛みより快感が強まった次の瞬間。
急に腰を掴まれて、
「ひあっ…!」
一気に奥まで突き上げられた。
「……くっ、…すごい、絡みついてくるんだけど」
瞳から涙がまた溢れ出す。
痛みとより、息が詰まるぐらい苦しい。
でも、ひとつに繋がったことが嬉しかった。
「………ツラくない?」
本当はまだ、ちょっと痛い。
でも家康の優しい声を聞いて、
私は、ゆっくり頷いた。
「ひまり……」
「家康……」
こんな甘い声で、
名前を呼び合う日が来るなんて……
キスが落ちるおでこ。
ギシッ!!
ベットの軋む音が、合図になった。