第84章 『年頃の男の子妄想夢』
『年頃の男の子』
思春期……。
二次性徴が現れ、
この時期に性的欲求が高まるとき。
異性に興味を、
持つのは自然に起こること。
性的興奮を、
感じるのはごく普通のこと。
まして、
大好きな女の子がいたら、
尚更……強まるのは、仕方がない。
暑い夏。
暑さと熱で
朦朧とした頭の中は……
妄想を呼び起こす……かもしれない。
「ひまり!大丈夫!?」
「う、うん!ちょっと濡れちゃったけど、すぐ乾くから大丈夫!!」
戦国学園のアイドル姫。
姫宮ひまり。
部活中に起こった、
ド定番パプニング……。
水浸しになった胴着。
夏用の上衣は、
薄い生地で出来ていて……。
たちまち現れた
キャミソールの更に下。
膨よかな胸元を包む、桃色のレース。
華奢な背中の脚線美。
(((っ…………///)))
男子部員はもう釘付けに。
そして、勿論。
三人も……
(やっば///谷間見えてるし…っ///)
(あいつ、でけえ///)
(はぁ///…堪りませんね///)
夢中になった。
「ひまり!めっちゃ透けてるよ!///」
「わぁっ///き、着替えてくるね!///」
胸元を隠しながら、
更衣室の方に走り去るひまり。
男子部員は、
ようやく呼吸を取り戻した。