第258章 〜ここまでのあらすじ〜
〜ここまでのあらすじ〜
始業式に届いたある一通の手紙から始まり、謎の大学生である佐助の手助けにより、幼馴染である家康との関係が変わりだす。
春、夏、秋と季節は変わり……
数々のライバルの出現に二人はすれ違ったが、修学旅行の赤い橋で想いを通わせ、晴れて念願の恋人同士に。
学園内でも公認のカップルとして、幸せな学園生活を送り、肌を重ね合い、少しずつ愛を深めてゆく。
しかしその頃からある異変が。家康の左目が痛み始め、徐々にひまりとの『約束』が……。
そして付き合って一ヶ月頃。
現れたのは転校生、信康。その存在が謎を呼ぶ。突如、消えた二冊の書物。花ノ天女神社に使える悪戯好きな天鏡と翠玉。新月に信長の元に現れる謎の女。
二人の愛が深まれば深まる程。
『真実の鏡』の中で花は満開に近づいてゆく……。
付き合って二ヶ月を迎える前、イメージモデルとしてルージュ撮影を終えたひまりは幸せの絶頂の中に。ひまりの両親は何かを秘密にしたまま、お守りを信長に預けた。そんなことは知らずにひまりはクリスマスに家康と交わした『約束』を胸に心を踊らせ……
「プレゼント何が良いかなぁ?」
その日を誰よりも待ち望んでいた。
運命、宿命、天命。
真実の鏡、約束の玉、永遠の剣。
運命は変えられても。
決して、変わらないモノ。
変えられないモノがあることを知ってゆく。