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告白【気象系BL】

第7章 告白7 本能の赴くままに


あなたが 欲しい

そう言って重ねた唇
触れる身体

睡眠不足からくる目眩なのか
感覚は現実味が無いのに
意識だけははっきりしている

幻覚って こうやって視るのか
いいや 違う
これは現実だ

あなたの口内を貪り 味わいながら
身体中を撫で回す
盛りのついた獣のように 息を荒くして

頼りなく露になっている首筋に
思わず歯を立てたくなる

細く でも細いだけじゃない筋肉質で華奢な
同じ性なのに
俺とは全く違う身体つき

俺の首に伸びてくる 絡み付くしなやかな腕
長い 綺麗な指

引き寄せられて
覆い被さるように あなたの首筋に顔を埋める
あなたの香水の香りが 強い場所
あなたの汗と混ざったその香りは
俺の欲情と欲求をさらに高める

脳内が麻痺してるみたいだ

首筋に唇を付け 舌を這わせる
ビクリと小刻みに震えるあなた
そのまま むしゃぶりつくように吸い付く

智「んっ…あ 痕…つい…」

少し高めの 抜けるような艶声
その声を出させているのは 俺なんだと

智「…は…あぁ…っ…」

身を捩りながらも
俺の首に しっかり腕を絡めたまま
俺を離さないでいてくれる

あなたも
俺を欲しいと思ってくれていたの?

俺は もう限界だよ




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