第4章 告白4 きっかけ
潤「でさぁ 今度のツアーの構成をさぁ…」
酒を飲みながら
上機嫌で話している 松潤
こうやって 2人で飲みながら話すなんて
何年ぶりだろう
昔に戻ったみたいで 楽しい
ある日を境に
俺にまとわりつかなくなった 可愛い弟分
自分探しだ 反抗期だと
周りは好き勝手言っていたけど
あの時から
何かを悟ったように
急に大人になってしまったように感じた
翔「コンサートの構成は今は完全に松潤だろ 好きなようにやっていいと思うよ?みんな信頼してるし」
潤「大野さんに振り付けやって欲しいんだよね 俺」
翔「智くんに?」
思ってもないところで
智くんの名前が出てきて 思わず聞き返す
潤「そう 大野さんの振り付けた曲をみんなで踊るの 楽しくない?」
翔「楽しそうだな MCでも話題に出来るし いいんじゃない?」
あの しなやかな躍りを
間近で見ながら 教えてもらえるのか
覚えるためだから っていう名目で
ずっと あなたを見ていられる
潤「…大野さんの事考えるだけで そんな顔すんの…?」
翔「…え?」
潤「翔くん 気づいてないの? 大野さんの事見てる時もいつもそんな顔してる」
翔「どんな… 顔?」
潤「大野さんが愛しくてしょうがない って顔してるよ 翔くん」