第19章 告白19 その先の未来
その日は 5人で地方の仕事
当然ホテルも各自部屋を取ってもらったけど
やっぱり おーちゃんの部屋に集まって
みんなで 酒を飲んでた
飲んでる最中も
おーちゃんと翔ちゃんの雰囲気は甘くて 穏やかで
見てる俺達も すごく穏やかで
少し前にあった事なんて 嘘みたいに
ニ「そう言えば おじさん まだ同じ夢見てるんですか?」
智「ん?」
潤「ああ そう言えば前に言ってたね」
キョトンとしてる おーちゃん
翔ちゃんが その時の事を説明して
智「見てる」
相「え まだ見てんの? あれからずっと?」
智「毎日じゃねぇけどな」
翔「ね」
ニ「どういう事ですか?」
智「翔くんと一緒の時に見るんだ」
翔「俺も 智くんと一緒の時に見るんだよ」
え ちょっと待って
翔ちゃんも?
2人で 同じ夢見てんの?
潤「2人で同じ夢なの?」
ニ「大丈夫なんですか? あなた方」
翔「…嫌な顔しないで 聞いてくれるか?」
相「当たり前じゃん!」
2人で 顔を見合わせて
意を決したように お互い頷いて
翔「…最初に見たのは 俺なんだ …あの日…2人で死のうとした日…」
翔ちゃんの言葉に
心臓が ドクン って大きく聞こえた