第19章 告白19 その先の未来
翔ちゃんの腰のケガも完治して
無事 引っ越しも終わって
やっと 日常が戻ってきた
おーちゃんと翔ちゃんの首の痣もようやく薄れて
やっと 夏用の撮影が出来るようになった
俺達は 単独の仕事もあるけど
相変わらず5人一緒で
あの日 話した未来の事は
あの後 誰も言葉にはしなかったけど
多分 みんな同じ想いで
ニ「ああ またやってる」
相「ん?」
ニ「あの2人」
ニノの指差す方には
楽屋のソファに座って 新聞を読む翔ちゃん
その同じソファに
翔ちゃんの膝枕で眠る おーちゃん
潤「糖度が増してきたよねぇ」
ニ「楽屋にいる時はほとんどくっついてますもんね」
相「いーんじゃない?見てて微笑ましいよ」
想いが深くなったのか
俺達の前では べったりになった2人
前にも増して 甘い雰囲気が漂ってる
翔「なに?」
潤「なんでもないよ(笑) 大野さんよく寝てるなぁって」
翔「最近絵を描いてるみたいだからな 集中すると何時間でも描いてるから あんまり寝てないんだと思うよ」
相「制作開始?」
翔「ああ」
あの日から
憑き物が落ちたみたいに 穏やかな2人
おーちゃんは相変わらず釣りに行ったり
翔ちゃんは 相変わらずの忙しさで
ほんとに 今までと変わりない毎日