第17章 告白17 告白
相「そいつ 捕まったの?」
智「田舎にでも引っ込んでもらって おいら達の前に姿を見せる事は無い」
潤「捕まってないの!?」
智「捕まったら翔くんの怪我が世間に知られる可能性がある それにあいつにも家庭があって…そこは全部おいらの判断で決めた」
翔くんの怪我が知られれば
また その原因を探られてボツにした記事を知られる可能性があるから
警察に通報しないで正解だった
翔「全部終わったらみんなにちゃんと説明しようと思ってたんだ」
相「それはおーちゃんも言ってた だから俺達何も聞かないで待ってたんじゃん」
翔「そろそろって思ってた時にやられた」
ニ「何にせよ もうこんな事はごめんです 勝手に動いて怪我負わされて…」
潤「そうだよ 俺達の事信用してないの?話してくれれば良かったのに」
信用してない訳無い
寧ろ 信用してるから言えなかったんだ
翔「信用してるからこそ言えなかった 言えばみんなも動くと思ったから 今となっては正解だったよ みんなで動いたら誰があいつの標的になってたかわからない」
軽く腰に手を当てて 呟く翔くん
翔「俺と智くんのせいで 俺が味わった痛みと恐怖を他の誰かが受けるなんて…耐えられない」