第10章 好いとうよ
「雅治…貴方…」
仁王「誰にも渡したくない…俺の側にいてくれんか、ずっと…」
「……」
仁王「返事…今聞かせてくれるか?」
「……」
仁王「?」
「まっ…ましゃはる〜…」
仁王「な、何泣いてる」
「嬉しいからぁ〜…」
仁王「あ〜あ、ぐちゃぐちゃじゃの〜」
「ましゃはるすきぃ〜…」
仁王「そうか…じゃあ…」
「かのじょにしてくだひゃい…」
仁王「フッ…よかった…」
「うわ〜ん!ましゃはる〜…!」
仁王「よしよし…ほら、泣きやみんしゃい」
「ウッ…うう…」
仁王「そんなに泣いとったらキス出来んじゃろ?」
「ふぇ…?!」