第10章 好いとうよ
遅いの…もしかしたら跡部の方に行ったかもしれん…
そろそろ時間か…行かんと真田にドヤされるからの…
無理矢理残ったようなもんじゃし。
全部俺の勘違いじゃったわけ……
「ハァ…っ…雅治!!」
仁王「な……?」
「やっと…会えた…!」
仁王「走って来たんか」
「雅治!!私ね…!」
おいまさか…
「私雅治の事…」
仁王「待ちんしゃい、それ以上は言ったらいかんぜよ」
「え…?何で?!」
仁王「そういうもんは男から言うもんじゃき」
「って……え?」
あ〜、緊張してきた…
ったくらしくもねぇ…