第4章 恋愛初心者【砂川誠】(俺物語!!)前編
砂川side
大和「あ、武男君!砂川君!」
大和さんと会う約束をした武男と、
その付き添いの俺。いつも通りだったのは、
ここまで。
大和「今日はね、この前遊んだときに熱で来れなかった友達の、ちゃんも連れてきたの!」
「あ、えと、ですっ!よろしく…?」
その子は緊張しているようで、
少しぎこちない。
しかも、大和さんより大きいのに、
あどけない顔は大和さんより可愛i………
あれ、なんだろ、これ。
武男「俺は、剛田武男だ!!」
「剛田君!!よろ、しく!!」
俺は、衝撃を受けた。
武男を初めて見た人は、武男を怖がるか不信がるかのどちらかしかいなかったのだが。
「ほんとだね、優しい人だね!」
とニコニコしている。
あれ、本心だろうな。
彼女は、とても良い子なんだな。
砂川「砂川誠です。武男とは、幼なじみ。」
「幼なじみかぁ、うらやましいなぁ…!
砂川君!よろしくね!」
武男に向ける笑顔と同じ顔。
特別扱いとか、しないんだ。