第23章 番外編『休日の駄菓子』
一言で言おう。
暑い。
「乱歩さん……暑くないんですか?」
「ん?全くー。」
元気良すぎこの人……。
本当に26歳!?
恐ろしい今の年上って……
私は、この人生の半分はずっと暗闇暮らしだから他の人に比べて日が苦手だった。
「そう言えば、白雪ちゃんって肌も髪も白いけどどうしてなの?」
急な質問をするなこの人……
「う、生まれつきっていうやつじゃないですか?」
だから白雪って付けられたと思う。
「だから、白雪かー!」
この人心を読む能力じゃないの!?
怖い。
そんなあんなことをしているうちにスーパーに着いた。
「わー!これも!あれも!」
ちょっ!?乱歩さん!?
「幾ら何でも買い過ぎではないですか!!」
私が押すショッピングカートには山盛りのお菓子の山が……