第6章 壱点ト 同じ現代人〜佐助〜
私は、ピアノの練習をしていた時、ミと別の音……低いミの音が聞こえた。
私は、上を見ると
カコン
「やあ、咲良さん。」
「佐助くん!」
佐助くんは、天井から出てきてすぐ地上にくる。
「君にある大事な話をしにきたんだ。」
佐助くんは、私に三ヶ月後ワームホールのことを教えてくれた。
「三ヶ月後……。」
「僕は、ここの時代に残るけど、君は現代に帰りたいんだろう?」
「うん……。」
心のどこかで、それを拒んでいるのは、わかる。
けど、家族に心配をかけたくない。
「あと……」
「あと?」
「何があっても武将たちの誰かに恋人になったらいけないよ。」
と佐助くんはそういい天井に帰って行った。