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君と紡ぐ100のお題
第3章 gleen
そんな時、
彼は決まって私を優しく抱きしめて
頭をゆっくり撫でてくれる。
時には「泣くなよ」
なんて言う声が泣きそうで。
ひとしきり泣いて
気持ちはおさまった後でも
私はまだ泣くのをやめない。
それは彼を困らせたいんじゃなくて
もう少し、そばにいて欲しいから
そのワガママを秘めたズルいところ。
END.
「…大丈夫?」
「…うん、…て、え!」
「…っ、ちゃんが、泣くからあ」
「ご、ごめん!泣き止んで!」
今度は私が頭を撫でる番。
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