第2章 智.翔の夜会
意識を飛ばしてしまった智くんの
汗で額に張り付いた前髪を撫で
心地良い疲労感と 若干の後悔の中
智くんを抱き寄せる
意識を飛ばすほど 無理をさせてしまった
どうしてもっと
優しく抱けないのか
いつも してしまってから思う
智「…どした…?」
翔「…ごめんね また今日も無茶させたね…」
そんな俺を見て
頬を軽くぴしゃりと叩く
智「おいらが翔くんを欲しがったんだから 無茶なんかしてねぇし」
翔「でも」
智「うるせーな じゃあ無茶させたと思うなら責任とって風呂まで連れてけ んでちゃんと後処理しろ」
翔「俺がしていいの?あなたいつも嫌がるでしょう?」
智「翔くんが処理してる最中にまたやる気見せるからだろ」
翔「それはあなたが処理してる時感じてる声出すから またやりたくなっちゃうの」
智「ふん …今日はいいよ」
翔「え」
智「おいらのモヤモヤ完全に無くなるまで翔くんでいっぱいにしてくれよ」
ふにゃりと微笑んで 俺に腕を伸ばす
こんなに素直なエロ可愛い智くんが堪能出来るなら
やっぱり 台本は見せないでおこう
END