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貴方に有難うの言葉を〜沖田総悟ver.〜(完)

第8章 学校へ


「……」

「(華菜…)」


私が席に着いてから直ぐに授業が再開された…。


今はどうやら銀八先生が担当の国語の授業らしい…。


「……」


なんだか周りからヒソヒソと
嫌な会話が聞こえてくる…。


けれどそんなのは無視した……


そんなのいちいち気にしてたら
身が持たないから…。


そんなこんなで
今日の授業は全て終了した――…。


「終わった…か…」


そう呟いてため息を吐いた時――


「…華菜…」と少し戸惑った声が
後ろから聞こえて…


総悟か……


心配して声を掛けてくれたのかな…?


別に心配しなくても良いのに――


だけど……


心配してくれてるのは
正直嬉しいんだよね……。


でも、
やっぱり心配は掛けたくないからーー…

「なぁに、総悟?」


私は出来るだけ明るい声で言って
笑顔で振り向いた…。

けれど…

「……」


総悟には私が無理して笑ってるのが
判ってしまったんだろう…


私が笑顔で振り向いたのを見て
辛そうな目をしていたから――


どうして総悟がそんな顔をするのよ――…?


――そんな目で私を見ないでよ――

お願いだからーー…。

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