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【彩雲国物語】彩華。

第8章 彩火。


恋とは焦がれるものだと。
愛とは燃え上がるようなものだと。
そう思っていたんだ。

だから、知らなかった。

水面を打つように一滴一滴波紋して揺れ、溜まる。
そんな恋があるとは。

彼は知らなかった。
だから、溜まった滴をただただ、溢れさせていた。
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