第8章 異変と喧嘩、勝利の意味
「緑間ァ!!!」
高尾が叫ぶ
「("アイツら"と負けず劣らず、力がある。アイツら、一人一人に己の才能と言う武器があるなら、火神君は……)」
バゴォ!!!!!
「なっ…」
「(天賦の跳躍[ジャンプ]力が、彼の武器)」
ボールは、緑間から離れる
その瞬間、伊月は走る
「やっぱ、どんな凶悪な技にも、欠点はあるか。もう一つ、あったな。弱点!」
そう、緑間のシュートの弱点は、2つ
1つは、先程のタメ
もう1つは、緑間から離れたボールだ
遠くから打てると言う事は、自分のゴール近くから打つ
それをブロックされたら、自陣のゴールは、直ぐそこ
しかも、相手の陣地に、仲間は備えている為、絶好のカウンター機会(チャンス)になる