第15章 生真面目なバスケ
「やっぱ性に合わねーわ。生真面目なバスケは」
青峰はニヤリと笑う
その変化に気付いたのは、火神
先程までの雰囲気と違うからである
しかし、青峰の速さとリズムは、試合を通して分かる
次は止めると意気込む火神
だが、その意気込みが狂わせられる
先程までの動きと、今の動き
青峰は、全く"違う動き"をしたのだ
今まで読んでいた動きが、大きく外れる為、苦戦する火神
しかし、この読めない動き
火神は知っているのだ
散々、向こう(アメリカ)で見て来た動き
"路上(ストリート)バスケ"
の動きなのだ