第12章 決勝リーグ初戦相手、決定
「……違います」
「え?」
「2人は、泉真館じゃないんです」
「それって、つまり……」
カントクは、コクリと頷く
「その通り。2人は泉真館じゃないわ。あの2人が行ったのは、桐皇学園よ」
「「「え゛え゛!?」」」
「『キセキの世代』って、みんな有名なトコ行ったんじゃないの?」
聞いた事のない学校に、青峰と桃井が入ると聞き、驚くメンバー達
「てっきり、緑間みたく、王者の所かと…」
「真太郎の場合、プライド高いですから」
苦笑いしながら、舞花は答えた
受験の時、みんな色々な学校から推薦を受けた
しかし、最終的に決めるのは、自分達なので、皆それぞれの意思で、今の高校に進学したのだ
黒子、舞花達のように、新設された真新しい高校
黄瀬のように、体育会系が盛んな高校
緑間のように、王者の高校
とあるメンバーのように、県外の高校
それは、自分達の意思で決めたものだ
そして、かつての仲間が今、敵になる事も