第41章 『転校少女と見知らぬ写真』
『!!!!』
神「***!…やっぱり…」
神宮寺くんが私のもとに来て、
私の下駄箱の中を確認した。
"やっぱり" ということは、
神宮寺くんの下駄箱にも
これが貼ってあったわけか…
そりゃ私たちが写っているものだ。
私たちのもとに届くのは分かる…
…でもそれがふたりに送られて来る
というのは、あまりに悪質すぎる。
下駄箱を開けた先にあったのは、
日直の日に神宮寺くんが私を
"抱きしめた" ときのものと、
公園のベンチで
"キスされた" ときの写真だった。
でもどちらも、
傍から見たら好意ある男女の必然。
しかしある特定の人間から見たら、
それは大きな傷になるはず…