第40章 『Anotherstory~№4』
三「岩橋くんも好きじゃないですか…」
『え?』
なに、勇太を?
三「三山さんのこと、
好きですよね?」
『!!!!!』
ま、まさか誰かが気づくなんて。
僕はもう鍵を掛けてて、
いつもみたいに
気持ちにケリがつくのを
時間が経つにつれて、
待つつもりだったのに…
『どうして…』
三「見てれば分かりますよ?」
『そうじゃなくて!』
三「!!!」
どおして…
僕はこんなに揺れてるんだろう。
神様…どうして、今なんですか?
僕はただ…
あの子を好きになっただけなのに。