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転校少女と…
第36章 『転校少女と各々の危機』
私はただがむしゃらに、
宛も分からず走っていた。
不思議だったのは、
私の抱いた感情が
"悲しみ" ではなく、"怒り"
だったこと。
現に、涙は流れず
むしゃくしゃした思いを
晴らすように、
私は走り続けている。
途中…
ヒールの私は、
『はっはっはっ……あ!!!?』
ズサーーーーーーー!!!!!
・・・派手に道端で転んでしまった。
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