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転校少女と…
第32章 『転校少女とあなたに』
羽「俺…」
拳武くんは下を向いていて、
表情は見えないがどこか怯えた様子。
『ん?…なに?』
羽「俺………不安だよ…」
『!!!』
私を見てそう呟く拳武くんの目は、
………涙で滲んでいた。
『不安……?』
羽「怖いんだよ…ああしてるうちに
勇太にをあみ取られるんじゃ
ないかって…」
『・・・・』
その言葉を聞いて、
体が無意識に動いた私は彼に近づいた。
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