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転校少女と…

第30章 『Anotherstory~№3』



私は芸能科の中でもひときわ

地味な方で、口下手な上に人見知りで

誰も仲がいいと呼べる友人が居なかった。


しかし隣の席の人間は、

私とは正反対の人だった。


彼は誰とでも仲良くなれる天才だ。

喋り出せば周りを人が囲み、笑顔を生む。

最初は、ただ "すごい"

と言う憧れだけだった。

どうせそんな彼でも、

私みたいな人間とは不釣り合いと

心で思っていた。
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