第20章 『Anotherstory~№２』

しかし、

君がはめた指輪は


『「ぶっかぶか」』


だった…

最初から最後まで

残念な俺……↘


『あはははははっ』


君は大爆笑…


『格好つかないねwwww』


ほんとその通りだ…


『でも、ありがとう。大事にするw』


君は、

目に涙まで浮かべて

顔を真っ赤にして

でも真剣にお礼を言った。


なんだろう…

今の俺にはそれが、

とてもとても愛おしく見えて…

つい、

気づいたら君を抱き締めていた……