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転校少女と…

第14章 『転校少女と新たな信頼』



羽「…はぁ…はぁ…大丈夫?」


大丈夫じゃない…

大丈夫なわけない…

大丈夫なもんか…

でも、

その優しさで

少し救われた…のと同時に、

余計涙が溢れた。


羽「!?
ほんとどうしたのさ;」


羽生田くんはその後、

屋上のど真ん中で泣いている

私の背中を、

泣き止むまでさすってくれていた…

私が何も答えられそうにない

のを察してか否か、

何も聞かずに、ずっと…

奇跡的にも、

昼休みの屋上には誰も来ず、

私の嗚咽だけが聞こえ続けた。
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