第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
\公開処刑/
私は今日、死にます
ーー。
優「…一希、一希! 起きて…!」
一希「ムニャムニャ…、そんなに食べれないよぉ…」
優「そんなありがちな寝言なんていいから!;」
一希「…はっ! 夢…?」
目が覚めた一希と優は両手両足を縛られていて、首には何やら機械で作られた首輪がつけられていた
一希「…どうやら捕まっちゃみたいだね…」
優「一体どういうつもりなのか…。 ……ダメだ、幻狼と話が出来ない…」
一希「……俺もダメみたい。 水暴が返事しない…」
優「あの時かいだ香りのせいか…? 契約刀使えないとこの縄からすら逃げられない…」
二人の状態はまさにお手上げ
優「雫さんは無事なんだろうか…?」
ーー。
風夜「…最初っからこうすればよかったんじゃね?」
そう言い放った風夜
「黙りなさいハエ風夜殿、我は主以外を背に乗せるのは嫌だったんですよ」
白いゴツゴツした巨大な物体は、獣・白龍の姿になっている散神。 そんな散神の背中にルナ達が乗って空を飛んでいるのだ
風夜「って、誰がハエだよ!!?」
散神「あぁ、ハエを乗せてると我自身が不愉快です」