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黒蝶組~ブラック.バタフライ~

第5章 *一番大きな感情編* 完結



地土「優君…!!? 何してーー…痛い!!!! 痛たたたたた!!!!;」
風時「広原さんジッとしてて下さいっ!!!!」

倒れている地土の側には、傷口をいじっている優と泣き顔の風時の姿があった


地土(…まさか、今の言葉使いの悪い声は優君…?;)
優「これで一先ずは大丈夫…」

ふぅっと一息ついた優。 地土の傷を応急処置していたのだ

風時「広原さんの馬鹿っ!!!! とっても心配してたんですよっ…!!?」
ぶわっと両目から滝のように流れる涙

地土「っ…。 ごめんっ、ね…風時っ…」
優「帰ったら覚えといて下さいね…?」

バキッと笑顔で持っていたハサミを優は片手で握り潰した

地土「えー; 優君怖い…;」
風時「広原さん! 一体ここで何が…?」

風時がチラッと見た先…


地土「…あぁ…」
まるでその場がごっそり"持って行かれた"ような後…

地土「俺の、最強技みたいな…」
風時「ふざけないで下さいっ!!!!」

地土「怖い怖い…」
優「…地土から契約刀の気配がしない…」

優はポツリと呟いた



地土「俺はもう、契約刀使いじゃないからさ…」
優「…覚悟を果たせたの…?」

地土「…あぁ」
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