第5章 *一番大きな感情編* 完結
=ドンッ!!!!=
何かを放った音と共に、脇腹に何かが貫けた
【…あ?】
熱い、熱い熱い熱い熱い! ドクドクドク脈が早くなった
脇腹にそっと触れてみれば…
=ヌルッ=
手が滑った。 触れた手を見れば、赤い、紅い…。
血だ、俺の血だ
放たれた音の方を見て見れば…
【ひっ…ひぃっ…】
ガタガタ体中が震えている男。 手には、"拳銃"
【なっ何故だ…!! 心臓を狙ったはずなのにっ…!!】
男は焦りながら次の弾を銃に入れようとしている
…一発式の拳銃なんて、なんとも面倒な
男が弾を入れ終わる前に、俺は男を斬った。 俺に傷をつけた罪は、重いからな?
【あああぁぁあああ!!!!!!】
俺は傷の痛みを忘れさせるように叫んだ。 叫んで暴れまくった
血が出ても気にしない。 さっさと終わらせて手当すればいい