Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】
第18章 いい夫婦の条件
「ありがとう、智くん…」
「あぁ〜ん、もぉっ! あのね、僕が翔くんの“お嫁さん”なら、翔くんは僕の“旦那さん”ってことでしょ? だったらさ、もっと旦那さんらしくして? ほら、良く言うじゃん? “亭主淡白”ってさ」
よし、決まった( -ω- `)フッ
「プ、( ´艸`)プップップッ…」
…って、翔くん…?
「智くん? それを言うなら“亭主関白”でしょ? それに俺、“淡白”じゃないから」
翔くんの目が、キラーンって光る。
アレ?
僕、もしかして失敗した…のかなσ(๑• . •๑)?
「もぉ、どうして俺の嫁さんはこんなに可愛いのかな? ホント、食べちゃいたいよ」
えっ…Σ(⊙ω⊙)
僕なんか食べても、そんなに美味しくないよ?
「おいで?」
翔くんが両手を広げる。
僕は迷わずその手の中に飛び込んだ。
「あのね、いつまでも変わらないアナタでいてくれればいいよ? 可愛いままでね…?」
「翔くん…?」
「それが俺からの、“条件”ってやつかな…」
翔くんの手が僕の髪を撫でた。
すっごく気持ちがいい。
「じゃあさ、僕からも条件ね?」
「なに?」
「ずっと僕のこと、こうやって甘やかして?」
翔くんには…
翔くんにしか、僕は甘えられないから…
「ね、いいでしょ?」
おわり♡