Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】
第18章 いい夫婦の条件
「わ、分かった。とりあえず、僕が”お嫁さん”ってことにしといて、”お嫁さんらしく”ってどうすればいいの?」
問題はそこだよな…(*´ω`)ウンウン
「先に言っとくけど、僕は女の子じゃないから、普通のお嫁さんみたいなことは出来ないよ?」
そこ、ちゃんと分かってるよね?
「も、勿論だよ」
ε-(´∀`*)ホッ、良かった…
「俺が言いたいのはさ、その…」
口ごもる翔くん…
ねぇ、そんなに言い難いことなの?
「俺の方が智くんよりも、帰りが遅くなること、多いじゃん?」
確かに…
翔くんは夜の生放送があったりするからね…
「だからさ、その…。分かるんだよ? 智くんだって疲れてるだろうし? それは分かってるんだ。だけどさ…」
そこまで言われて、僕はハッとする。
翔くんが僕にどうして欲しいのか…僕、分かっちゃったよ。
「ごめん…、僕ちゃんと翔くんのこと、“おかえり”って出来てなかったよね?」
そう言うこと…だよね?
「…うん。眠いの堪えて見てくれてんのは、知ってるし、それにメールだってちゃんとくれるでしょ? でもさ、言って欲しかったんだ…」
そうだよね…
一人暮らしならともかく、僕がいるのに…
誰も出迎えてくれなかったら、そりゃ寂しいよね…