Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】
第77章 夢色
最近、良く夢を見るんだ。
目が覚めた瞬間に、内容は忘れてしまうから、とんな夢だったのかは覚えていない。
でもね、夢に出て来た登場人物と色だけは、しっかり覚えてるから不思議だ。
例えば相葉ちゃんが夢に出て来た時は、一面芝生を敷き詰めたような、鮮やかな緑の夢。
ニノの時は、夜空に瞬く星のように、キラキラとした黄色の夢。
潤はね、高貴な光を放つアメジストのように、エキゾチックな紫色の夢。
翔くんの時には、たわわに実ったさくらんぼのように、甘くて…でもちょっぴり酸っぱい赤い夢。
皆それぞれに色を持ってる。
勿論僕にも…
そんなそれぞれが持つ色が集まって、僕の頭上に広がる、どこまでも果てしなく続く青空に、虹の橋がかかるんだ。
それはとてもとても大きくて、とても僕だけの足じゃ渡り切れなくて…
でも皆がいれば…
お互いに手と手を取り合って、お互いを支え合いながら進んで行けば、きっといつか虹の橋を一緒に渡ることが出来そうな…そんな気がするんだ。
だからこれからも…
この先もずっと同じ夢を見よう。
僕達だけに見える五色に輝く虹色の夢を…
一緒に…
おわり💙💚💛💜❤