Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】
第70章 小さな約束
ドキドキ…
ドキドキ…
電話をお耳に当てて、プルルルが“もしもし”に変わるのを待つ。
ドキドキ…
ドキドキ…
「もしもし…」
「あ、あ、あ、あのっ! おたんじょーびおめれと!」
僕は電話をお耳に当てたまま、頭をペコリとした。
「あら、その声は和くんね?」
えっ…(。・_・?)
「今潤に代わるわね」
えぇぇぇぇぇっ…Σ(゚д゚;)
やだ僕ったら、ジュンくんのママに“おめでとう”言っちゃったよ…(>_<)
うぅっ…、あんなに何回も練習したのに…
あ、でもまだ“おめでとう”しか言ってないよね?
「もしもし、カズ?」
あ、この声…
今度こそ本物のジュンくんだ♪
「あの…ね、んとね…」
さっきはちゃんと言えたのに…
僕どうしちゃったの?
あ、そうだ…“カンチョー”した時は、“ちんこきゅー”するといいって、ショウくんが言ってたっけ。
スーハー、スーハー…
「あのね、おたんじょーびおめでと! ぷぜれんとないけど、ごめんね?」
「ううん、ありがと♪」
「あ、あのね、僕がおっきくなったら、僕がジュンくんのお嫁さんになって、…で、いっぱいいーっぱいぷぜれんとあげるね♡」
ふぅ…、やっとちゃんと言えた…(´▽`)ホッ
それにジュンくんも、
「うん、楽しみにしとく! 約束だぞ?」
「うん、お約束ね♪」
あ、でもジュンくんのおたんじょーびも大事だけど、その前に宿題終わらせなきゃだねσ(//ω//)テヘ
おわり💜💛