Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】
第70章 小さな約束
「そーいえばさ、ジュンくんのおたんじょーび、もーすぐだよね?」
お砂場でおっきなお舟をつくっていたサトくんが、思い出したように言った。
「あ、ほんとだΣ(゚д゚;) すっかりわすれてた!」
ボクってば、ジュンくんの…えっと…“こびと?”なのに、そんな大事なことを忘れちゃうなんて…
ボク…悪い子だ…(T^T)
「でもジュン、その日はたしかまだ“バカンチ”なんじゃなかった?」
「バカん…ち(。・_・?)」
「あー、ショウくんダメよ? “バカ”いったら、母ちゃんが鬼になっちゃうんだよ?」
いつもはふにゃふにゃしたサトくんのお顔が、ホンモノの鬼さんみたいに、とってもこわいお顔になった。
なのにショウくんたら、サトくんのお顔見て怖くないのかしら…(。・m・)クスクス
「なんだサトくん“バカンチ”も知らないの? “バカンチ”ってのは、“りょこう”って意味なんだよ?」
「へぇー、そーなんだぁ! やっぱりショウくんはスゴいや!」
あーあ、サトくんたら目が♡になっちゃってる(笑)
でもさ、“りょこう”なら“りょこう”って言ってくれればいいのにね(笑)
「で、どうするの? お誕生日会は出来ないよね?」
「そう…だよね…。ジュンくんいなかったら、お誕生日会出来ないね…」
“おめでとう”だけでも言いたいのに…(-ω-;)ウーン
そうだ!
困った時はパパに聞いてみよ〜っと♪