Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】
第67章 ちゃこっと♥Love
「サトくん、おかわりいる?」
給食当番さんのショウくんが、スープの入ったお鍋と、おたまを持って僕の席にやって来た。
「うん、チャコっとだけちょうーらい♪」
僕がお茶碗をショウくんに渡すと、ショウくんがプププと笑った。
何がおかしいの(๑• •๑)?
「ふふ、それを言うなら”ちょこっと”でしょ?」
あれ?
僕、ちゃーんと”ちょこっと”って言ったつもりなのに…(T^T)
おかしいなぁ…(;^_^A
あ、そうだ、ショウくんのお耳がおかしいんだよ。
きっとそうだ(*´-`)ウンウン
給食を食べ終わると、今度はお腹がいっぱいで眠たくなってくる。
「ふぁ~ぁ…」
おっきなあくびさんをして、オデコを机にぴったんこした僕のほっぺを、ショウくんがツンツクツンしてくる。
「サトくん、ねむたくなっちゃった?」
「…うん、チャコっとだけ…眠い…」
本当はさ、いっぱいい~っぱい眠たいけどさ、すぐ五時間目も始まっちゃうし…ガマンしてるの…
「そっか、じゃあさ、起こしてあげるから”チャコっとだけ”寝たら?」
「…うん、そうしゅる…。チャコっとだけねんねしゅる…」
上と下の瞼がぺったんこする。
けど、あれ(๑• •๑)?
今ショウくんおかしなこと言わなかった?
”チャコっと”って言ったよね?
「ふふ、ショウくんたら…、それを言うなら”ちょこっと”でしょ?」
僕は思わず吹き出してしまった。
そしたら不思議なことに、あんなに眠かったのに、すっかり目が覚mてしまった僕は、五時間目のじゅぎょーもバッチリ…の予定だったんだけどな…
「やっぱりチャコっと眠たいや…」
あれ?
僕今、”チャコっと”って言った?
「ふふ、それを言うなら”ちょこっと”でしょ?」
あ~あ、また言われちゃった…(T^T)
でも、僕の言い間違い、ショウくんよりはう~んとマシだもん
それに、”チャコっと”ってなんか可愛くない?
ね、みんなもそう思うでしょ?
おわり♥