Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】
第64章 君を見てる…
翔くんが平昌へと向かった。
本音を言えば、着いて行きたい。
でもそれは許されないこと。
ちゃんと分かってる。
だこら翔くんに心配かけないように、精一杯の笑顔で見送った…筈なのに…
やっぱり寂しいよ…
ねぇ、寒くない?
ちゃんと暖かくしてね?
あ、そうだ!
僕が鞄の中にこっそり入れといた手袋とマフラー、気付いてくれた?
あと…
あとはね…
頑張ってね?
僕ちゃんと見てるから…
ちゃんと翔くんの場所温めて待ってるから、だから…
頑張って…
でもね、後で電話してもいい?
翔くんの元気な声聞いたら、きっと僕寂しくないから…
そしたら一人の夜も寒くないから…
頑張れ、翔くん!
遠くから祈ってるから…
おわり♥