Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】
第55章 ドキドキのじゅぎょーさんかん
「分かった。じゃあパパ行かないよ? でもね、パパは和が手を上げなくても、ちゃんとお返事できなくても、別にどっちでもいいんだけどな…」
「ホントに…? パパはかだしくなぁい?」
僕が聞くと、パパはニッコリして、
「何でパパが恥ずかしいなんて思うの? 恥ずかしいなんて思わないけどな…。って言うか、和のこと恥ずかしいなんて思ったこと、一度もないんだけどな…」
パパのおっきな手が、僕の頭をなでなでしてくれる。
僕だってそうだ。
パパのこと、ちょっと”おっこちょこい”だけど、はかだしいなんて思ったこと、一度もないもん。
たまーに、かっこいいとは思うけど。
「パパ? 僕、ちゃんとお返事できなくても、間違えちゃっても、怒ったりしない?」
「うん。当たり前だろ?」
「じゃあ…、来て? じゅぎょーさんかん、やっぱり来て?」
僕、あんまり頑張れないかもしれないけど、やっぱりパパには見ててほしいもん。
「いいの? パパが行っても」
「うん。当たり前でしょ?」
だって僕のパパだもん。
「よし、そうと決まればお返事のみ練習するぞ」
「あい!」
…って、なんで?
パパお返事できなくてもいい、って言ったじゃん
パパの噓つきぃ
おわり♥