Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】
第51章 進め!Sweets男子♥
「えっとね、コレが紫芋のモンブランでしょ? 後は、スイートポテトに、カボチャのプリンに、抹茶のロールケーキと、洋梨のタルトでしょ? それから…」
相葉ちゃんが箱の中のケーキを、一個一個指差しながら説明してくれる。
でも待ちきれなくて、僕は箱の中から紫芋のモンブランを取り出すと、相葉ちゃんが用意してくれたお皿に乗せた。
「ふふ、じゃあオレはねぇ…、これかな♪」
相葉ちゃんが迷いに迷って手に取ったのは洋ナシのコンポートがたっぷり乗ったタルトで…
どっちにしようかと、僕が迷った物で…
「ねぇ、相葉ちゃん? あのね。半分こしない? そしたらどっちも食べれるでしょ?」
「そっか、そうだね、そうしよっかぁ♪」
そう言って相葉ちゃんは、洋ナシのタルトをフォークで二つに切り分けて、大きい方を僕のお皿に乗せてくれる。
やっぱり相葉ちゃんは優しい(^-^)
「じゃあ僕のも…」
僕はモンブランのクリームの部分にフォークを刺すと、そこから真っ直ぐに下に降ろした。
「はい、どうぞ(^-^)」
「ありがと♪ じゃ、食べよっか?」
「うん、頂きま~す♪」
僕達は同時に手を合わせてから、ケーキをパクリと口に入れた。